「押し目」とは?

株窓編集部 2018/08/08 10:44
押し目[おしめ]


上昇局面において一時的に下落したところ。

つまり、結果的に「ここが『押し目』だった」ということしか言えず、上昇から下落に転じた際に、そこから下降トレンドに入るのか、一時的な下落でとどまってさらなる上昇につながるのかは、その時点ではわかり得ない。

【関連用語】
  • 押し目待ちに押し目なし
    誰もが勢いがある上昇局面の銘柄を狙っているが、高値を買うのは精神的に難しいため、少し下がってきたところ、つまり「押し目」を待っている。そのため、少しでも下がると買いが殺到して下がるに下がらず、結果として「押し目」がないまま上昇を続ける……ということになりがちである。

・短期トレードの現場から一言

「押し目」の目安としてよく言われるのが「前回安値」。では、なぜ「前回安値」がターゲットとなるのかを考えてみよう。

それは前回、その株価を底に上昇に転じたという目印だから。そう考えると、その「前回安値」でまた再び切り返すのではないか?と考えるのが人間心理。そのため、「押し目」つまり下落から上昇に転じる「転換点」として、「前回安値」のひとつの目安となる。

一方、前回安値で一揉みした後に抜ける(下げる)ようであれば、それは「押し目」ではなく、下落局面入りということになる。ただし、次の安値で切り返し、結局、ある程度の長い期間で見れば「押し目」だった、というケースもある。

いずれにせよ、「押し目」というのは結果論に過ぎない。後講釈であり、後出しジャンケンと同じだ。過去のチャートを見て「ここが絶好の押し目だった」なんてことは、誰にでも言える

テレビや雑誌ではよく「ここが押し目だ」というコメントが聞かれる場面が多々あるが、その時点では、実際どうなるか全くわからないのが現実。こうしたもっともらしいコメントには注意しよう。鵜呑みにせず、自分で考え、「そうならない」ケースを常に考える癖をつけてほしい。


*「現場から一言」は、株式市場に真摯に向き合う投資家・トレーダーの視点から、初心者が特に勘違いしやすい側面について、経験を積んだ人々の知見をお届けします。ただし、これは絶対的な「正解」ではなく、あくまで一個人の見解である点にご留意ください。

2018/08/08
[執筆者]株窓編集部
株窓編集部
無防備なまま株式市場に参加して大切なお金をなくしてしまう人をひとりでも減らしたい──そんな思いから、未来の株価や相場を予測するのではなく、過去の事例やデータといった「普遍的な事実」に焦点を当てた記事を発信します。同時に、株初心者の方や、これから株を本気で始めようとしている方にもわかりやすい解説を心がけています。 →この執筆者の記事一覧へ

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