ついに史上最高値を更新! でもプロが「まだ間に合う」と激推しする銘柄とは
《日々相場と向き合うプロトレーダーは、いまどんな銘柄に注目しているのか? オンライン株式スクール「株の学校ドットコム」講師の窪田剛さんが、3つのランキングから相場を振り返る【ランキングで見るプロの注目銘柄】》
2024年2月相場を振り返って
祝! 日経平均株価史上最高値!!
2024年2月22日に日経平均株価が史上最高値を更新しました。1989年から約34年で終値の高値38,915円を超えました。その後、終値は39,000円を超え続けています。
見たことのない高みからの景色を、いま我々は目撃している──
2024年が始まって大きく上昇してきた日本株ですが、ついに史上最高値に到達しました。このままどこまで上昇するのか。少々過熱気味というか、スピード違反気味の上昇ではあるものの、まだまだ強さを感じるこの相場でどう立ち回ると稼げるのか。
しっかりと振り返って大きな利益を得るために、ぜひ今回のコラムも参考にしてください。
2月相場で上がった株・下がった株
そんな2024年2月の株式相場を売買代金と値上がり率・値下がり率のランキングで振り返ってみたいと思います(太字はピックアップ銘柄)。
・2024年2月の売買代金トップ20
・2024年2月の値上がり率トップ20
・2024年2月の値下がり率トップ20
2月相場でプロが気になった銘柄
このランキングの中から、私・窪田が気になった銘柄をピックアップします。
・売買代金ランキングの注目株
【第1位】レーザーテック<6920> 6.14兆円
【第3位】東京エレクトロン<8035> 2.77兆円
【第4位】ソフトバンクグループ<9984> 2.56兆円
【第5位】アドバンテスト<6857> 2.34兆円
【第7位】SCREENホールディングス<7735> 2.01兆円
【第9位】ディスコ<6146> 1.56兆円
【第10位】ソシオネクスト<6526> 1.54兆円
【第14位】ルネサスエレクトロニクス<6723> 1.17兆円
【第20位】信越化学工業<4063> 7676億円
2月もまた、半導体関連銘柄が相場の主役でした。なかでもソフトバンクグループ<9984>は、子会社のアーム<ARM>がこの1か月で株価が倍になるほど上昇し、一気に半導体関連銘柄として脚光を浴び始めました。
日経平均株価も「半導体指数」といわれるほど半導体関連に資金が集中しています。もっというと、アメリカのエヌビディア<NVDA>1社の株価の動向が世界中の株価に影響を与えるほど、半導体関連が注目されています。
この「半導体狂想曲」はどこまで鳴り続けるのか。何の疑いも抱かずにただ買うのではなく、冷静にチャートを見ながら短期売買に徹していくことでリスクを回避しつつも、上昇していく間は強く買い続けていきましょう。
・値上がり率ランキングの注目株
【第18位】さくらインターネット<3778> +78.1%(3,620円→6,450円)
1月に+63.8%の上昇をしたさくらインターネット<3778>が、2月もさらに大きく上昇しました。1月のコラムに書いた内容を再掲。
大きく上昇したからって、それで上昇が終わり、ではありません。そこからまだまだ上昇することもあるのです。「大きく上昇した株は、その後さらに大きく上昇する」。
さくらインターネットは2023年に500円から2,200円まで4倍上昇し、その後、1月に+63.8%の上昇、そして2月に+78.1%の上昇です。1年でテンバガーです。同じように、1月にピックアップした住石ホールディングス<1514>も2月は+66.7%と大きく上昇しています。
ここで大切なことをお伝えします。もしかしたらあなたはいま、こう考えているかもしれません。
「こんなに上がってしまったら、今さら買えない」
「落ちてきたら、次こそは買おう」
でも、強い株は落ちてこないんです。強いときは押さない(=上昇し続ける)んです。
このまま日経平均株価が4万円、5万円になったとして、これまでと同じように「あのとき始めればよかった……」と後悔するのは、もう終わりにしましょう。買って、もし落ちてしまったら損切りすればいいのです。
あなたが株を始めるのに、いまが一番〝若い〟。一番のチャンスはいまなんです。もちろん、下落に備える必要はあります。でも、いつまでも「準備中」では一生始まりません。まだ悩んでいるあなた、いま、始めませんか?
【第7位】三井E&S<7003> +141.6%(763円→1,844円)
三井重工こと、三井E&S<7003>が、なんと1か月で3倍弱の上昇となりました。
決算内容が良かったこともありますが、ホワイトハウスが発表したリリースの中に「アメリカの港における脱中国のため、中国国有企業のクレーンではなく、三井E&Sのアメリカ子会社へクレーン投資をする」(意訳)とあったため、大きく上昇しました。
この三井E&Sも、763円から決算発表までの2週間で1,200円まで大きく上昇(+57%)した後に、さらにこのリリースがあり、1,200円から1,844円と一段と大きく上昇(+54%)しました。
こういうことは今後いくらでも起こります。今は悠長に構えているときではありません。行動あるのみです。
サムライたちと共に!
私が株を始めた当時、日経平均株価はどん底でした。そこから考えると、長い道のりだったと感慨深くなります。
でも、ここ数年ずっとこうなることを視野に入れて行動してきたため、大きな利益を得ることができています。あなたにも同じように大きな果実を手に入れてほしくて、このコラムを書いています。もしここまで読んでくれているのであれば、ぜひ行動してください。
さて、日経平均株価が大きく上昇しているさなか、アメリカのゴールドマンサックス社が日本を代表する次の7社を「セブン・サムライ(七人の侍)」として発表しました。アメリカ市場を牽引する「マグニフィセント・セブン」の日本版ということのようです。
《参考》アメリカを牽引する「マグニフィセント・セブン」 日本株に与える影響は?
ここでも半導体関連銘柄が中心になっています。
ですが、大事なのはそこではなく、半導体が中心となって上昇してきたけれど、ここにきてそれ以外も大きく動き出している、ということ。そして、それを世界中の投資家が認識しており、しかも円安によって日本株はいまでも「安く」買えるのです。
何度も述べていますが、1月と2月で大きく上がってしまったからと言ってあきらめるのではなく、まだまだ大きなチャンスがあると考えて行動すべき、ということを強く伝えたいと思います。
日経平均株価4万円は、もう目の前!
いますぐ行動しよう!
(本記事は「株の学校トピックス」からの転載記事です)
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