日経3万円突破も今後はどうなる? プロがいま気にする銘柄とは

株の学校ドットコム 2021/02/28

2月相場を振り返って

なんといってもこの2月は、日経平均株価が約30年ぶりに3万円を超えました。ただ、勢いのある値動きでしたが、月末には大きく下落し、3万円を割り込んで終了。3月以降に不安の残る終わり方となりました。

  • 日経平均株価:27,663円→28,966円(+4.71%)
  • TOPIX:1,808ポイント→1,864ポイント(+3.1%)
  • マザーズ指数:1,208ポイント→1,214ポイント(+0.5%)

それでも、3万円という節目を意識することで、今後の対応も変わってきます。いい年度末に向けてしっかりと準備をしていきましょう。

・2021年2月の日経平均株価

2月相場で上がった株・下がった株

 そんな2021年2月の相場を売買代金と値上がり率・値下がり率のランキングで振り返ってみたいと思います(データ提供:CMBトレード塾)。

・2021年2月の売買代金トップ20

順位 証券コード 銘柄 売買代金
1 9984 ソフトバンクグループ 2.42兆円
2 7974 任天堂 1.48兆円
3 6758 ソニー 1.32兆円
4 9983 ファーストリテイリング 1.05兆円
5 7203 トヨタ自動車 1.03兆円
6 8035 東京エレクトロン 8391億円
7 8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ 7301億円
8 2413 エムスリー 6771億円
9 6981 村田製作所 6455億円
10 8698 マネックスグループ 5838億円
11 6861 キーエンス 5609億円
12 6594 日本電産 5453億円
13 8316 三井住友フィナンシャルグループ 5219億円
14 6954 ファナック 4425億円
15 6613 QDレーザ 4207億円
16 6920 レーザーテック 4134億円
17 6098 リクルートホールディングス 3960億円
18 4502 武田薬品工業 3918億円
19 9201 日本航空 3753億円
20 6501 日立製作所 3520億円

・2021年2月の値上がり率トップ20

順位 証券コード 銘柄 値上がり率
1 9318 アジア開発キャピタル +450.0%
2 2315 CAICA +363.1%
3 2656 ベクター +333.8%
4 7078 INCLUSIVE +323.9%
5 3825 リミックスポイント +220.2%
6 6699 ダイヤモンドエレクトリックホールディングス +219.9%
7 7992 セーラー万年筆 +121.6%
8 8698 マネックスグループ +117.5%
9 4582 シンバイオ製薬 +114.2%
10 7863 平賀 +113.2%
11 6172 メタップス +112.1%
12 2928 RIZAPグループ +110.4%
13 7043 アルー +106.7%
14 6731 ピクセラ +104.5%
15 4124 大阪油化工業 +101.8%
16 6561 HANATOUR JAPAN +98.1%
17 6615 ユー・エム・シー・エレクトロニクス +94.9%
18 9271 和心 +88.2%
19 6628 オンキヨーホームエンターテイメント +87.5%
20 8732 マネーパートナーズグループ +87.3%

・2021年2月の値下がり率トップ20

順位 証券コード 銘柄 値下がり率
1 4488 AI inside −36.7%
2 5939 大谷工業 −29.5%
3 4495 アイキューブドシステムズ −28.8%
4 7076 名南M&A −28.7%
5 6400 不二精機 −28.6%
6 6897 ツインバード工業 −28.6%
7 5212 不二硝子 −28.0%
8 6907 ジオマテック −27.8%
9 6579 ログリー −27.2%
10 6035 アイ・アールジャパンホールディングス −26.5%
11 7689 コパ・コーポレーション −26.1%
12 6347 プラコー −25.6%
13 6549 ディーエムソリューションズ −25.4%
14 6619 ダブル・スコープ −24.9%
15 7707 プレシジョン・システム・サイエンス −24.7%
16 3542 ベガコーポレーション −24.6%
17 2148 アイティメディア −24.3%
18 6996 ニチコン −24.1%
19 6612 バルミューダ −24.0%
20 4054 日本情報クリエイト −23.6%

2月相場で気になった銘柄たち

この中から、気になる銘柄をピックアップしてみます。

・ソフトバンクグループ<9984>──売買代金1位

2000年以来の株価1万円を回復。時価総額でトヨタ自動車<7203>の26兆円に次ぐ21兆円となりました。投資先の株価上昇に依るところが大きいですが、投資先が増えてきていることでバランスも取れつつあるようです。トヨタを追い抜く日も近いか!?

・ファーストリテイリング<9983>──売買代金4位

株価が10万円を超えて、最低投資金額が1,000万円を超えました。投資するには最低でも1,000万円以上が必要ということ。時価総額は約11兆円。売っている服はお値打ちですが、株価はお値打ちどころではありません。

日経平均株価への寄与度の問題もありますが、この状態がどこまで許容されるかを見ていきたいと思います。なお、東証は最低投資金額50万円以下を推奨しています。さて。

・マネックスグループ<8698>──売買代金10位、値上がり率21位

年末には300円台だった株価が1,175円まで上昇。業績拡大というよりも、傘下のコインチェック(仮想通貨取引所「Coincheck」を運営)の利益拡大を見込んでの株価上昇と考えられます。ビットコインも年末300万円から600万円まで上昇しました。

ビットコインを買うのはちょっとなぁ……という人はマネックスに注目しておくといいですよ!

・スノーピーク<7816>──値上がり率17位

2020年、ライフスタイルの変化と、旅行に行けない代わりに密にならないキャンプが流行。そんな需要をうまく取り込んだ同社は、決算発表をきっかけに上昇が加速。「『いい』とは聞いていたけど、そんなにいいのか!」というサプライズによる上昇でした。

この「サプライズ」というのが株価には大事なんです。決算の数字が「いい」「悪い」ではなく、驚きを持って捉えられることで、大きな資金が流れ込んだり、流出したりします。こういったきっかけを捉えることで資金が大きく増えることにつながります。

2月の終値は3,070円。3月はどうなるか楽しみです。

いざ、勝負の3月相場へ

日経平均株価が3万円を突破。でも、月末は大きく下落して、暗雲立ち込める3月入りとなります。月末に大きく下落しながらも、それを否定して翌月さらに上昇していくというパターンは、この半年よく見られましたが、果たして今度はどうか。

個人的には、さらに上昇していくには、ちょっと分が悪い感じもしています。新型コロナウイルスのワクチンも有効であるというデータが揃いつつあります。出尽くしで下落してしまうのか、今後さらに上昇していくのか。

来たる3月にしっかりと相場と向き合っていくことで、今年一年の成果が決まるかもしれません。そんな大事な1か月になりそうです。

(株の学校ドットコム講師・窪田 剛

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2005年設立の無料オンライン株式スクール。短期の売買を繰り返す「トレード」を生かして、自分自身の力で継続的に稼ぎ続けるための知恵とスキルを提供する。現役トレーダーの講師による、あくまで本質にこだわった講義が、15年以上にわたり多くの支持を集めている株式トレード教育の老舗。受講者数は68万人を超え、同種のサービスとして日本一の規模を誇る。講師の著書に『株の学校』『株の学校 超入門』(著者・窪田 剛)などがある。公式サイト:株の学校ドットコム
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