2024年相場でもっとも個人投資家の関心を集めた話題は?【かぶまどアワード】
今年もっとも読まれた記事は?
2024年の株式市場も大納会を迎えました。今年は年始から株価は順調に上昇し、日経平均株価はバブル期につけていた過去最高値を超え、史上初めて4万円台に突入。しかし、夏場に急落した後は、4万円の手前を行ったり来たり……という相場展開となりました。
そんな2024年相場で、個人投資家のみなさんがもっとも気になったのは、どんな話題だったのでしょうか? 今年一年、当サイトでもっとも読まれた記事トップ6をご紹介します。
【第1位】最も株高・株安になりやすいのは何月?
最も株高・株安になりやすいのは何月? 意外と知らない株式相場のパターンとは
岡田禎子 2019年3月12日
彼を知り己を知れば百戦殆うからず
「敵と味方を熟知していれば、たとえ100回戦っても負けることはない」という意の孫子の有名な言葉です。
株式投資も同じ。株価のパターンや恒例のイベント、今後起こる出来事などを熟知することで、「負けない投資」に一歩つながります。4月から3月までの毎月のポイントをご紹介しますので、今後の戦略を立てる際に、ぜひお役立てください。
【4月】新年度開始で相場も盛況
【5月】波乱の決算発表を終えて
【6月】一年で最も高値をつけやすい
【7月】材料難で小幅な動き
【8月】最も株価が下がりやすい月
【9月】世界的に株安となりやすい
【10月】中間決算発表が本格化
【11月】相場好転になりやすい
【12月】年内最後の盛り上がり
【1月】歴史的には上昇しやすい
【2月】閑散月だが要警戒
【3月】決算期末で権利取りラッシュ
[編集部メモ]2019年に掲載されて以来、常にプレビュー数の上位にいる本記事ですが、直近の相場状況を踏まえた最新版が2024年に公開されています。あわせてご参照ください。
最も株高・株安になりやすいのは何月? 意外と知らない株式相場のパターンとは【2024年最新版】
【第2位】株価はどこまで下がるのか?
株価はどこまで下がるのか? 「節目」がわかれば暴落だって怖くない!
岡田禎子 2024年8月2日 19時30分
8月2日、日経平均株価は2,200円を超える大幅な下落となりました。下落幅としては、1987年のブラックマンデー以来、史上2番目の大きさです。
みるみるうちに急降下していく株価を目にすると、「この先どこまで下がるのか……」という恐怖に駆られてしまいがちです。その気持ちは、よくわかります。しかし、そもそも暴落というのは過去にも何度も起きており、また、今後も必ず起こり得ます。
そんなときは、株価の「節目」を意識することで、冷静に対処することができるようになります。
ジェットコースターに乗る場合でも、真っ暗闇の中で乗るのと、どこまで落ちるのか実際に目で確認してから乗るのとでは、同じように絶叫しても恐ろしさの度合いが全く違いませんか?
暴落もそれと同じで、節目がわかると、一定の目安をもって相場にのぞめるため、クールな頭で投資判断を行うことができるようになるのです。
【第3位】日本株はこれから大きく動く?
日本株はこれから大きく動く? 年末に向けてプロが目を離さない銘柄とは
窪田 剛 2024年11月30日
トランプ氏圧勝! そして、ダウ最高値更新!
アメリカの大統領選挙が終わり、トランプ氏が再選。まだ具体的なことは決まっていませんが、ダウ平均株価だけでなくS&P500やナスダックも史上最高値を更新しました。でも、日本は下落。
年末、そして来年に向けてどうなるか。アメリカについていけるのか。史上最高値更新までいけるのか! いつチャンスが来てもおかしくないので、しっかりと準備しておきましょう。
そんな2024年11月の株式相場を売買代金と値上がり率・値下がり率のランキングで振り返ってみたいと思います(太字はピックアップ銘柄/データ提供:カブケーションズオンラインスクール)。
【第4位】12月の株価はどうなる?
12月の株価はどうなる? 年末株高に向けた注意点と上昇しやすい銘柄
岡田禎子 2024年12月1日
12月は月末に向かって株価が上昇しやすい月です。前半は日米ともに節税対策の売りが出やすく、後半は年末高に向けて上昇しやすい、という傾向があります。
そんな12月相場で株価が上昇しやすいのは、どのような銘柄でしょうか?
過去10年で、12月の勝率が高かった銘柄を調べてみました。5勝5敗という互角の成績だった日経平均株価よりもパワフルな成績を出した銘柄を見ると、保険、建設、食料品、小売、電気機器、不動産、など多彩な顔ぶれが並んでいます。
12月に強い銘柄として知られているのが、MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725>です。国内損害保険事業を基軸とする大手の保険持株会社で、「三井住友海上」や「あいおいニッセイ同和損保」などを傘下に持っています。
過去10年の成績は9勝1敗。前月比の騰落率は2020年が+3.5%、2021年が+7.03%、2022年が+3.03%、2023年は0.23%で、いずれも好成績をマークしています。
【第5位】なぜ株価が大きく上がるのか?
なぜ株価が大きく上がるのか? 一流の投資家が教える「完璧な10倍株」の見つけ方
朋川雅紀 2024年7月9日
株価が上がる銘柄を見つけることが投資の目的ですが、「10倍株(テンバガー)」はめったにお目にかかることはありません。しかし、そこには株式投資のエッセンスがつまっています。
株価が10倍になる、あるいは「株価が大きく上がる」とは、一体どういうことなのでしょうか。
そもそも「10倍株」とはどういうことでしょうか。
株価(P)とは、EPS(1株あたり利益)にPER(株価収益率)をかけたものとして計算されます。
- P=EPS×PER
10倍株とは、株価が10倍になることですから、つまり、「PER×EPS」が10倍になることを意味します。10倍株を詳しく知るために、まずはこの式を分解して説明しようと思います。
この「P=EPS×PER」からは、次の3つの関係が言えます。
- PERが一定だとすると、EPSが10倍になれば、株価は10倍になる
- PERが拡大すれば、EPSが10倍にならなくても、株価は10倍になる
- PERが縮小すれば、EPSが10倍以上にならなければ、株価は10倍にはならない
このことから、「PER(バリュエーション)が高いときに買ってしまうと、株価が10倍になるのは大変なこと」がわかります。
【第6位】新NISAを利用する人が9割超!
新NISAを利用する人が9割超! 積み立てよりも高配当株が人気の理由
株の学校ドットコム 2024年2月15日
政府が大々的に推し進める新たなNISA制度(新NISA)がスタートしました。
日経平均株価の上昇と相まって、新NISAを活用してこれから株式投資に取り組もうとする人も増えています。2月13日は、語呂合わせから「NISAの日」に制定されており、関連イベントも数多く開催される予定です。
そこで株の学校ドットコムでは、全国の株式投資に取り組む20代~70代の男女800人に、新NISAの活用に関してアンケート調査を実施しました。
- 新NISA「利用している」「今後、利用する予定」で9割超
- 新NISAの今年の投資予定金額、最多は「未定」
- 新NISAで「積み立て」を実施するのは約半数
- 新NISAの一番人気は「日本株」
- 新NISAで人気の「高配当株」「インデックスファンド」
2025年相場はどうなる?
新NISAの波に乗って株式投資を始める人が一気に増えた2024年。前半の上昇トレンドで株の楽しさを知り、8月の暴落で痛い目を見た方もいらっしゃるかもしれません。上がる喜びと、崩れる恐怖。株式投資の醍醐味がつまった一年だったと言えるでしょう。
そんな2024年相場で、かぶまど執筆陣が注目していたのはどんな銘柄か。一年を振り返り、来年に備えるためにも、ぜひ、こちらもご参照ください。
【特集】相場をにぎわせた「今年の銘柄」2024
- エヌビディアだけじゃない! 2024年のアメリカ相場をにぎわせた銘柄たち
- AIの恩恵は半導体株よりも電線株へ 2024年相場で注目を集めた銘柄たち
- キティちゃん、ラウンドワン、東京メトロ、金… 2024年相場を盛り上げた銘柄たち
- 社会課題と向き合って成長 2024年相場で投資家の目を引いた銘柄たち
- 追い風か逆風か。汚名返上し新装開店。投資家が2025年相場も気にする銘柄たち
そして、来たる2025年相場は一体どんな展開が待ち受けているのか。古くから「辰巳天井」とは言われるものの、今度の巳年はどこまで天井を伸ばしてくれるのか。過去の巳年の傾向から、そのヒントをつかめるかもしれません。
2025年が、すべての投資家・トレーダーにとって素晴らしい一年となりますように。