勝ち続けるトレーダーの売買ルール 3勝7敗でも利益が出る秘密を大公開

株だけで生計を立てられるようになることは、個人投資家のひとつの夢でしょう。そのためには、ただ「勝てる」だけでなく、継続して「勝ち続けられる」ことが重要です。

では、勝ち続けているトレーダーは、一体どんな売買ルールをもっているのでしょうか? 元手30万円を数億円の利益に変え、いまも勝ち続けているトレーダーの窪田剛氏は、著書『株の学校』(高橋書店)の中で自身の売買ルールを公開しています。

シリーズ累計10万部を超えるベストセラーとなっている本書から、「PART2 もう失敗しない! 売買ルールを決めよう」の一部を、窪田氏と出版社の特別の許諾を得て掲載します。

『株の学校』
窪田剛 著/柴田博人 監修
高橋書店

*画像をクリックすると書籍の詳細ページに移動します

 

売買ルールって何?

自分のルールを守れないトレーダーに未来はない!

 相場で利益を出し続けている「勝ち組トレーダー」には、共通点があります。それは「売買ルール」をきちんともっていることです。わたしにも次のような売買ルールがあります。

  • ロスカットは、資金に対してマイナス2%以内
  • 利益確定は、なるべく買値プラス10%以上

 さらに、エントリーする銘柄の条件を、次のように決めています。

  • 東証一部で、1日の売買代金が最低でも10億円以上あるもの(流動性があるもの)
  • ボラティリティー(株価の変動率)の大きなもの
  • 株価が「上値抵抗線」、もしくは「下値支持線」付近にあるもの

重要なのはロスカット

 詳細はPART3でおいおい述べるとして、わたしはこうした売買ルールを設けています。そして絶対に守るべき「ルール」と考えて売買しています。

 売買ルールの中でも、とくに重要なのが「ロスカット」のルールです。ほとんどのトレーダーが勝てないのは、この「ロスカット」がきちんとできないからです。

 もし、ロスカットすべき局面になっても、実行する自信がない、またはまめにチェックできないという場合は「逆指値注文」を使って、機械的にロスカットできるよう努めてください。

 ロスカットは前述した「資金に対してマイナス2%以内」とするようにしてください。

利益確定プラス10%以上/ロスカットマイナス2%以内

「売り(決済)」を制する者こそ勝つ!

 わたしの売買ルールは「利益確定が買値プラス10%以上。ロスカットは資金に対してマイナス2%以内」と、紹介しました。

 利益確定のプラス10%とは、株価に対する数字です。ロスカットのマイナス2%は「自己資金」に対する数字です。

 たとえば利益確定は、500円の株だったらプラス10%で550円となります。また、100万円でスタートする場合、1回のトレードで損していいのは100万円に対しての2%までなので2万円以内となります。

【参考記事】利益確定について考えたことがありますか? 株式投資の盲点を理解する

これなら3勝7敗でも十分勝てる

 この10%、2%という数字は、これまでのわたしの経験や様ざまなシミュレーションをベースに算出した割合です。微調整は必要ですが、売買ルールのもととなる数値です。

 トレードは前述したように、市場参加者の心理を読む取引です。それゆえに予想どおりにいかないこともあります。それだけ市場の動きは複雑なのです。

 だから、この数字はいわば、ある程度の負けを見越して設定したものでもあるのです3勝7敗でも利益が出るように利益と損失をコントロールし、時間をかければ、資産を大きく増やせるようになっています。

 なので、トータルで利益を出すためにはかならず、利益確定とロスカットの売買ルールを守る必要があります。

利益確定までガマンする?

ついつい利益確定してしまう「チキン利食い」

 トレードはいつも利益を得られるわけではありません。場合によっては5連敗、10連敗といったこともあります。こうした連敗が続くと、なんとか損失を取り戻そうと、精神的に追い詰められてしまいます。

 そんな中で、ひさしぶりにエントリーした銘柄がヒットして、利益が乗ってきたとします。

 するとこれまでの連敗記憶が頭をかすめ、「またこれまでのように損失になるかも。であるならば今のうちに利益確定しておこう」と、つい目標のプラス10%に達しないうちに、利益を確定してしまいがちです

 ときには利益確定まであとわずかのところで下落に転じることもあります。そこで、ちょっとでも下がりそうになると弱気になって利益確定してしまうのが「チキン利食い」という行為です。

 チキン(臆病)になる気持ちは痛いほどよくわかりますが、ここは自分が決めたルールを、歯を食いしばって守るべきです。

【参考記事】島田洋七さんに聞く、“自己流投資家”の株の楽しみ方 【独占インタビュー】

前日の安値を割ったら売り? 決済のルールを決める

 とはいえ、利益確定に関しては、もう少し柔軟になってもいいでしょう。

 たとえば大きく上昇してきたものの、明日の相場次第では大きく下落するかもしれない。そんあときには「トレイリングストップ」という方法を使うのも手です。

 たとえばエントリーした銘柄がプラス10%に達しなくても「前日の安値を割ったら売り」といったルールを自分で決めてもいいのです。

損は小さいうちに切る!

ロスカットは初心者には難しい?

 初心者の多くは、ロスカットがうまくできません。

 今すぐに損失を確定すれば、次のチャンスにかけられることはわかっている。にもかかわらず、ロスカットをためらってしまうということはよくあります。つまり、ロスカットのタイミングが遅れがちになってしまうのです。

 ここではロスカットはマイナス2%という売買ルールを、守るしかないのです。

【参考記事】売買記録をつけてみた 苦行すぎる習慣が塩漬け回避の切り札となるか?

同じ10万円の減少でも痛みの大きさが違う

「利益20万円→10万円は耐えられない」
「損失10万円→20万円は耐えやすい」

「利益の減少」は「損失の拡大」よりもつらい。ロスカットの難しさはこれで理解できます。これは行動経済学における「プロスペクト理論」として知られています。

 かんたんにいうと、自分の損益がプラスの領域ではリスクを回避する傾向が強くなり、逆にマイナスに領域ではリスクを追求してしまう傾向がある、というものです。

 たとえば10万円の利益が出ているとします。人はその利益が減るのを避けるために、たとえ株価が目標以下だったとしても決済してしまうのです。

 逆に、10万円の損失がどんどん拡大しても、戻るかもしれないから保有し続けようと、リスクを追求してしまうのです。

 ここが大切です。ここであなたがやるべきことは、感情に流されず損が小さいうちに、素早くロスカットすることです。

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「勝ち続けるトレーダーは3勝7敗でも利益を出せる」——その秘密の一端を知ることができたのではないでしょうか。

もっと詳しい「銘柄選びのルール」や「チャートの本当の読み方」「売買のタイミング」、さらに「トレーダーが実際にやっていること」など、勝ち続けるトレーダーの知恵がふんだんに盛り込まれた書籍『株の学校』は、以下のリンクからもご購入いただけます。

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窪田剛 著/柴田博人 監修
高橋書店

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