個人投資家が新社会人に教えたい資産運用ランキング 1位はやっぱり…

株の学校ドットコム
2025年3月29日 10時00分

《オンライン株式スクール「株の学校ドットコム」では、株式投資に取り組んでいる人々に、さまざまなアンケート調査を実施しています。そこから見えてきた、個人投資家・トレーダーの本音とは?》

まもなく4月。新たに社会人となる人にとっては、自分で稼いだお金をどう使うのか、を考えることも大切になります。そこで株の学校ドットコムでは、「新社会人に教えたい資産運用」についてアンケート調査を実施しました。

今回の調査では、株式投資に取り組んでいる人と株式投資に取り組んでいない人、各400人・合計800人に同じ質問をしました。その結果、双方の人たちから圧倒的な支持を得たのは「NISA」。その存在感を示す結果となりました。

調査結果の詳細は、株の学校ドットコムのウェブマガジン「株の学校トピックス」に掲載しています。

新社会人に勧めたいのは、やっぱり「NISA」

「新社会人に『今から始めておけ』と教えたい資産運用は何ですか?」

この質問に対して、株式投資に取り組んでいる人・取り組んでいない人それぞれに複数選択形式で回答してもらったところ、株式投資に取り組んでいる人の第1位は「NISA」で246人、次いで「株式投資」が148人、「投資信託・ETF」が118人という結果でした。

これに対して株式投資に取り組んでいない人では、最も多く選ばれたのは「資産運用はしないほうがいい」で175人が回答。次に多かったのは「NISA」の115人、3番目は「定期預金」の99人で、株式投資に取り組んでいる人とはやはり傾向が異なりました。

次に、複数回答で選んだ中から「いちばん勧めたい」ものをひとつだけ選んでもらったところ(前問で「資産運用はしないほうがいい」と回答した人は対象外)、株式投資に取り組んでいる人・取り組んでいない人ともに、トップはやはり「NISA」。

特に、株式投資に取り組んでいる人では45.2%にあたる166人が「NISA」を選んでおり、「株式投資」「投資信託・ETF」をあわせると全体の72%です。ただし、「貯蓄型保険(生命保険・個人年金保険など)」や「定期預金」なども一定の支持を集めていることが見て取れます。

株式投資に取り組んでいない人では、「NISA」を選んだのが83人(36.9%)だったのに対し、「定期預金」は59人(26.2%)、「貯蓄型保険(生命保険・個人年金保険など)」は39人(17.3%)で、2つをあわせると「NISA」を超えます。

自分自身がもっと早く知りたかったことは?

自分自身が資産運用について「もっと早く知りたかった」と思っていることについても尋ねました。株式投資に取り組んでいる人では、1位はやはり「NISA」で、155人が選んでいます。わずかの差で続くのは「株式投資」の146人、次いで「投資信託・ETF」の97人でした。

株式投資に取り組んでいない人で最も回答が多かったのは、217人が選んだ「知りたかったことは特にない」。続いて「NISA」の97人、「iDeCo・401kなど」の32人が3番目に入りました。「新社会人に教えたい」の1位だった「資産運用はしないほうがいい」を選んだのは、わずか18人に留まっています。

このうち「いちばん知りたかった」ことに選ばれたのは、株式投資に取り組んでいる人では95人(29.3%)が回答した「株式投資」が第1位。「NISA」は90人(27.8%)で、「投資信託・ETF」は44人(13.6%)でした。

株式投資に取り組んでいない人でも、78人(42.6%)が選んだ「NISA」が断トツのトップとなっています。

広く支持を集める「NISA」

「NISA」の存在感を改めて強く感じさせるものとなった今回の調査。新社会人におすすめしたい資産運用として、株式投資に取り組んでいない人からも多くの支持を得ているのは、それだけ注目度が高く、また、資産運用に有益だという認識が広く伝わっているからではないでしょうか。

すでに株式投資に取り組んでいる人たちの調査結果からは、株式投資を始めるならまずはNISAを活用すること、そして、投資信託・ETFもうまく活用して、若いうちから資産運用を始めておいたほうがいい、といった〝先輩投資家〟としてのアドバイスも見えてきます。

一方の株式投資に取り組んでいない人の中には、「資産運用はしないほうがいい」という意見も一定数あるほか、株式投資に取り組んでいる人と比べて「貯蓄型保険」「定期預金」の支持が高く、損失となることもあり得る投資のリスク面に対する懸念の表れなのかもしれません

【おすすめ】なぜ明日上がる銘柄がわかるのか 元手30万円を数億円の利益に変えたプロの銘柄選び

株の学校ドットコム
2005年設立の無料オンライン株式スクール。短期の売買を繰り返す「トレード」を生かして、自分自身の力で継続的に稼ぎ続けるための知恵とスキルを提供する。現役トレーダーの講師による、あくまで本質にこだわった講義が、15年以上にわたり多くの支持を集めている株式トレード教育の老舗。受講者数は68万人を超え、同種のサービスとして日本一の規模を誇る。公式サイト:株の学校ドットコム
最新記事
本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格など投資の最終決定は、ご自身のご判断で行っていただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証するものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等にはお答えいたしかねますので、予めご了承くださいますようお願い申し上げます。また、本コンテンツの記載内容は予告なく変更することがあります。
お知らせ
» NTTドコモのマネーポータルサイト「dメニューマネー」に記事を提供しています。
dメニューマネー
» 国際的ニュース週刊誌「Newsweek(ニューズウィーク)」日本版ウェブサイトに記事を提供しています。
ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
» ニュースアプリ「SmartNews(スマートニュース)」に配信中。「経済」「マネー」「株・投資」ジャンルから、かぶまどをチェック!
SmartNews(スマートニュース)
トヨタを買って大丈夫?