まだまだ上がる新興株 でも、年末に向けてプロが注目する銘柄は?

株の学校ドットコム 2020/10/01

《「システム障害で東京証券取引所が全売買が停止」という衝撃的なニュースで10月相場が始まりました。そんな10月相場をどう乗り切っていくか。まずは9月相場を振り返って、年末に向けた戦略を練ることにしましょう》

9月相場で上がった株・下がった株

2020年9月、日経平均株価は1か月で46円(+0.2%)の値上がり、マザーズは105ポイント(+9.4%)の上昇となりました。

引き続き、新興市場が大きく値上がりしています。私(窪田)が「そろそろ崩れるだろ?」と思い始めてから、もう2か月も上昇を続けています。やはり、正しいのはマーケットであり、自分の考えには常に柔軟性を持って、マーケットに抗わず、寄り添ってポジションを積み上げていくことが大事なんだと痛感しています。

【2020年9月の売買代金トップ20】

【2020年9月の値上がり率トップ20】

【2020年9月の値下がり率トップ20】

気になる銘柄をピックアップ

・売買代金2位:任天堂<7974>

8月もピックアップした任天堂。先月は株価が5万円を超えてきて上場来高値の73,200円を目指すか! と話していましたが、9月になると6万円を超える場面も多く(9月終値は59,660円)、順調に高値更新しています。引き続き注目していきたい銘柄です。

・売買代金10位:NTTドコモ<9437>、14位:日本電信電話<9432>

日本電信電話(NTT)によるNTTドコモのTOBが発表されました。NTTはドコモ株を66.2%保有しており、残り約34%を約4兆円かけて取得する予定ということです。国内企業のTOBとしては過去最大!ではありますが、もともと子会社ですし、あまり変わらないのではないかな、と思っています。ただ、5Gそして6Gへの投資が加速されることは期待したいですね!

・値下がり率1位:Nuts<7612>、10位:ハイアス・アンド・カンパニー<6192>

両社とも粉飾決算でぼろぼろの企業であり、Nutsは上場廃止、ハイアス・アンド・カンパニーは10月1日現在、監理銘柄(審査中)となっています。

どちらも、まともにトレードをしていればあまり手掛けるような銘柄ではないのですが、私も友人から「この会社に投資したけれど、どうだろうか?」という相談を受けたことがあります。すぐに売るよう話したのが8月頃でした。

長くマーケットで取引をしていると、こういう話はそこらじゅうに転がっています。でも、『あなただけに』『特別な情報』は決して来ません。その友人に勧めていた人も『騙されている人』でした。

たとえ騙す意図がなかったとしても、その人も騙されている側かもしれません。もしくは、粉飾決算をしているような企業が本当に新型コロナウイルスのワクチンを作れると思っているだけで、悪気はないのかもしれません。

こういった会社はよく、出来もしないIRで株価を上げようとします。今回も「新型コロナウイルスのワクチン開発」というようなリリースを出して株価が上がっていました。

ブロックチェーンやDXなど、マーケットでは様々なHOTなキーワードがあります。でも、そういうリリースを繰り返し出しているにもかかわらず実績がないような企業には、決して手を出さないようにしましょう。

すべての責任は自分にある

マーケットでは、騙されたとしても、うまくいったとしても、全ては自分の責任であり、失った損失も自分のものです。誰かが補填してくれるわけではありません。もちろん、得た利益も全て自分のもの。誰かに分け与えなくてはいけないわけではありません。

厳しいようですが、全ての決定権も、責任も、自分自身にあります。

しっかりと学び、自分の売買の基準(売買ルール)を持って、他人に左右されない売買ができるように心がけてください。

(株の学校ドットコム講師・窪田 剛)

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