まだまだ上がる新興株 でも、年末に向けてプロが注目する銘柄は?

株の学校ドットコム
最終更新日:2021-08-24 公開日:2020-10-01

《「システム障害で東京証券取引所が全売買が停止」という衝撃的なニュースで10月相場が始まりました。そんな10月相場をどう乗り切っていくか。まずは9月相場を振り返って、年末に向けた戦略を練ることにしましょう》

9月相場で上がった株・下がった株

2020年9月、日経平均株価は1か月で46円(+0.2%)の値上がり、マザーズは105ポイント(+9.4%)の上昇となりました。

引き続き、新興市場が大きく値上がりしています。私(窪田)が「そろそろ崩れるだろ?」と思い始めてから、もう2か月も上昇を続けています。やはり、正しいのはマーケットであり、自分の考えには常に柔軟性を持って、マーケットに抗わず、寄り添ってポジションを積み上げていくことが大事なんだと痛感しています。

【2020年9月の売買代金トップ20】

順位 証券コード 銘柄 売買代金
1 9984 ソフトバンクグループ 2.6兆円
2 7974 任天堂 1.5兆円
3 9434 ソフトバンク 1.2兆円
4 6758 ソニー 8754億円
5 7203 トヨタ自動車 6489億円
6 9983 ファーストリテイリング 6002億円
7 8035 東京エレクトロン 5612億円
8 9433 KDDI 5433億円
9 3962 チェンジ 5253億円
10 9437 NTTドコモ 5072億円
11 8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ 4653億円
12 6861 キーエンス 4469億円
13 8316 三井住友フィナンシャルグループ 4394億円
14 9432 日本電信電話 4191億円
15 2502 アサヒグループホールディングス 4086億円
16 2413 エムスリー 3960億円
17 6954 ファナック 3445億円
18 4502 武田薬品工業 3346億円
19 7267 ホンダ 3190億円
20 4689 Zホールディングス 3022億円

【2020年9月の値上がり率トップ20】

順位 証券コード 銘柄 売買代金
1 9360 鈴与シンワート +357.9%
2 5781 東邦金属 +192.4%
3 5337 ダントーホールディングス +142.2%
4 6070 キャリアリンク +119.4%
5 6721 ウインテスト +106.3%
6 6659 メディアリンクス +97.0%
7 6696 ピースリー +93.1%
8 3931 バリューゴルフ +80.4%
9 4380 Mマート +78.2%
10 6549 ディーエムソリューションズ +78.0%
11 5952 アマテイ +76.1%
12 4445 リビン・テクノロジーズ +73.6%
13 7851 カワセコンピュータサプライ +70.9%
14 7067 ブランディングテクノロジー +70.6%
15 3031 ラクーンホールディングス +67.3%
16 3776 ブロードバンドタワー +65.6%
17 9685 KYCOMホールディングス +64.7%
18 4421 ディ・アイ・システム +64.1%
19 4381 ビープラッツ +63.1%
20 3671 ソフトマックス +61.4%

【2020年9月の値下がり率トップ20】

順位 証券コード 銘柄 売買代金
1 7612 Nuts −97.2%
2 3409 北日本紡績 −54.4%
3 6036 KeePer技研 −48.3%
4 3760 ケイブ −41.7%
5 3199 綿半ホールディングス −39.7%
6 5212 不二硝子 −39.1%
7 6628 オンキヨー −38.8%
8 3933 チエル −37.5%
9 3689 イグニス −36.0%
10 6192 ハイアス・アンド・カンパニー −33.1%
11 3667 enish −32.4%
12 6016 ジャパンエンジンコーポレーション −31.3%
13 3923 ラクス −31.1%
14 3976 シャノン −30.3%
15 3326 ランシステム −29.3%
16 2345 クシム −28.7%
17 8783 GFA −28.1%
18 3111 オーミケンシ −26.8%
19 4699 ウチダエスコ −26.3%
20 2191 テラ −24.4%

気になる銘柄をピックアップ

・売買代金2位:任天堂<7974>

8月もピックアップした任天堂。先月は株価が5万円を超えてきて上場来高値の73,200円を目指すか! と話していましたが、9月になると6万円を超える場面も多く(9月終値は59,660円)、順調に高値更新しています。引き続き注目していきたい銘柄です。

・売買代金9位:NTTドコモ<9437>、15位:日本電信電話<9432>

日本電信電話(NTT)によるNTTドコモのTOBが発表されました。NTTはドコモ株を66.2%保有しており、残り約34%を約4兆円かけて取得する予定ということです。国内企業のTOBとしては過去最大!ではありますが、もともと子会社ですし、あまり変わらないのではないかな、と思っています。ただ、5Gそして6Gへの投資が加速されることは期待したいですね!

・値下がり率1位:Nuts<7612>、10位:ハイアス・アンド・カンパニー<6192>

両社とも粉飾決算でぼろぼろの企業であり、Nutsは上場廃止、ハイアス・アンド・カンパニーは10月1日現在、監理銘柄(審査中)となっています。

どちらも、まともにトレードをしていればあまり手掛けるような銘柄ではないのですが、私も友人から「この会社に投資したけれど、どうだろうか?」という相談を受けたことがあります。すぐに売るよう話したのが8月頃でした。

長くマーケットで取引をしていると、こういう話はそこらじゅうに転がっています。でも、『あなただけに』『特別な情報』は決して来ません。その友人に勧めていた人も『騙されている人』でした。

たとえ騙す意図がなかったとしても、その人も騙されている側かもしれません。もしくは、粉飾決算をしているような企業が本当に新型コロナウイルスのワクチンを作れると思っているだけで、悪気はないのかもしれません。

こういった会社はよく、出来もしないIRで株価を上げようとします。今回も「新型コロナウイルスのワクチン開発」というようなリリースを出して株価が上がっていました。

ブロックチェーンやDXなど、マーケットでは様々なHOTなキーワードがあります。でも、そういうリリースを繰り返し出しているにもかかわらず実績がないような企業には、決して手を出さないようにしましょう。

すべての責任は自分にある

マーケットでは、騙されたとしても、うまくいったとしても、全ては自分の責任であり、失った損失も自分のものです。誰かが補填してくれるわけではありません。もちろん、得た利益も全て自分のもの。誰かに分け与えなくてはいけないわけではありません。

厳しいようですが、全ての決定権も、責任も、自分自身にあります。

しっかりと学び、自分の売買の基準(売買ルール)を持って、他人に左右されない売買ができるように心がけてください。

(株の学校ドットコム講師・窪田 剛)

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2005年設立の無料オンライン株式スクール。短期の売買を繰り返す「トレード」を生かして、自分自身の力で継続的に稼ぎ続けるための知恵とスキルを提供する。現役トレーダーの講師による、あくまで本質にこだわった講義が、15年以上にわたり多くの支持を集めている株式トレード教育の老舗。受講者数は68万人を超え、同種のサービスとして日本一の規模を誇る。講師の著書に『株の学校』『株の学校 超入門』(著者・窪田 剛)などがある。公式サイト:株の学校ドットコム
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